Metamorphose '09


@静岡県伊豆市サイクルスポーツセンター


仕事終わりに車を飛ばして伊豆へ。箱根の山中は、まるで幽霊が死へ手招きしてるかのごとく、霧まみれ。
1寸先は闇ならぬ、1寸先は光。前が真っ白で何も見えないという恐怖。
そんな運転歴1年未満の自分には過酷すぎる状況を何とか切り抜け行ってきた。
意外なところで意外な再会もあったり。謎のタイトスケジュールにより、朝方帰らなくてはならなかったが、
やはり一晩だけの遊園地のような、あの会場の雰囲気は最高だった。

途中寝ながら聞いたり、適当に聞き流したり。
仕事で正直体力的にガタきてたので、無理せず全体を楽しむような感じだった。
ただ酔っ払って踊るという行為よりも、座ってマターりする行為が多かったのは後悔している。


Bill Laswell "Method of Defiance"が間に合わず苦汁を舐めたが、
お目当てのTangerine Dreamはしっかり鑑賞。これがまたよかった。
Manuel Gottshching同様に、プログレでミニマルなテクノの原型といった感じ。
とりあえず壮大で、まるでLiveがひとつの映画のSoundtrackのようだった。


あと良かったのは、Larry Heard。
とりあえず繋ぎがめちゃめちゃ上手い。流れが綺麗で、あの夜明け前の少し風が冷たくなってきた時間帯に、あのSoundはぴったりだった。
繋ぎの上手さで言うと、Moodymannもめちゃめちゃ上手かった。
実は、著名なHouseのDJはあまり見たことなかったので、すごい参考になった。


今まで自分は、「洒落てるだけのあまり温度の感じない音楽」と勝手に位置づけていた部分があったけど、
この2人を見てその考え方を改めさせられた。House Musicというのは、とてもソウルフルな音楽だと知った。
一つ一つの音楽には血液がしっかり流れ、体温の感じられるDJ Playだった。
やはりPianoだらけで、キャッチーなVocalが入ればおkみたいな、Japanese Houseなんかとは根本的に訳が違うと思えた。
まあ、あの場の空気がそうさせたのかもしれないが。


時間がなくて聞けなかったのだが、帰り道に見たLos Hermanosは凄いカッコいいLiveしていた。
今度もしも来日する機会があったら、是非Liveを観に行ってみたい。
やはりEvent全てを楽しむには、1日かけて準備をしなくては駄目なのだと知った。


仕事終わりに観たMetamorphoseは体が思うように動かず、後悔を残す結果となった。
なんかこれが終わると、夏が終わった気分になる。少しだけ哀愁にしみた夜だった。