From Paris with Love:パリより愛を込めて


人生のひきがねを引け。




このくらいがちょうど良い!


CIAを夢見た、地味な諜報活動を続ける駐仏米大使館員と超破天荒なCIAの異端児
スマートなスパイを夢見るリースと何もかもぶっ壊す狂犬であるワックス
そんな相性最悪な二人が織りなす痛快なバディ・ムービー
二人の仲が深まるにつれて、だんだんとまるで師弟映画にすら見えてくる!


この作品は、そんなバラバラな二人の相性を楽しむというよりは、
破天荒なトラボルタに主人公同様に引っ張り回されるのを楽しむ
なんでコイツはこんな事してるんだ?こっからどうなってしまうのか?
アクション映画で主人公に共感してしまうのも珍しい


ワックス達の行動は辻褄が合わなかったり、ボロが出過ぎだったりとよくよく考えると突っ込みどころ満載なのだが、
テンポが良く、そして何よりトラボルタの豪快さで観ている間は全く気になる事無くサクッと楽しめる!
特に螺旋階段での銃撃戦はかなりハラハラ・ドキドキの連続!


重さのないあっけらかんとした爽快さで、
「あくまでこん位の作品ですよ!」と割り切った潔さは逆にとても好感が持てる
破天荒男ワックスに引っ掻き回されまくって、あっという間の1時間半
あくまでB級アクションとして変な色眼鏡つけずに観れば、十分過ぎるくらい楽しめる!


タイトル・ポスター・主人公の名前・ラジオから流れるBGMは、全て「007/ロシアより愛を込めて」のオマージュ
それだけでなく、クォーターパウンダーとチーズロワイヤルのくだりは「パルプフィクション」、
ワックスとの会話における「Wax on,wax off」の台詞は「ベストキット」などなど、
随所に映画のオマージュが散りばめられている事がとり立てされるが、
台詞やワンシーンにとってつけたように加えられただけで、物語とは直接結びつかないのが軽薄に思える


まあ、この軽薄さも含めての「ヨーロッパ・コープ」って事なんだけど、
このくらいの軽さがちょうど良くハマった良作!