さや侍


鞘しか持たない侍とその娘
30日間の戦い―。




松本人志よ、これでよかったのか!?


なんだか、微妙に「置き」にいってるような...。
確かに、「働くおっさん劇場」の延長線上にある、能見さんの素のリアクションは笑えるんだけど、
同じような一発芸を何回も見せられ続けてると飽きてくる
だんだん尻すぼみになっていって、最終的には「もういいわ!!」


野見勘十郎というキャラクターで語られる侍像は松本人志の笑いへの意思表示とも受け取れた
ただし、その語り口に松本人志っぽさが感じられず、しかも中盤は一発芸だけで持たせているようなものなので、
ラストのどんでんがえし・そして父から娘へのメッセージこそが、松本人志の表現したかった部分だろうけど、
そのメッセージよりもそこへつなげる物語の流れこそが重要なんだって事を痛感させられる
要するに、コントや一発芸を並べて映画にしたところで、それが果たして「面白い映画」にならないって事!


だからこそ、今までのTV番組と同じようにTV屋みたい人と作るより、
【映画】としてシーンの手直しが口を出せる演出家やストーリーラインでしっかりと人を惹き付けられるような脚本家
そういったTVから脱却した映画作りが出来れば、今後北野武を継ぐ存在になれるのだと思う


実は野見さんが意外に映画栄えする事実がこの映画の収穫なのかもしれない。
それ以外は...、って事で次作に期待!