X-Men: First Class


共存か、支配か。
その<起源>を目撃せよ!




史上最高のリブート作品!


やはり、マシューズ・ボーンはただものではない!
「Kick ass」がフロッグでなかったことを完全に証明した作品
正直、今までのX-Menシリーズなんか比にならない面白さ!
てか、シリーズの最初から監督やってれば良かったのに!


人間とミュータントがいるという構造であるX-Menシリーズの世界観を
今までシリーズに興味なかった人にも楽しめるようリブートするために、
実際の事件を素材に当時の映像などを使用し。あの歴史の裏にはミュータントの存在がいたと思わせる事で、
未見の人にも入り込みやすいように作られているところがうまい!


あのアウシュビッツのAngel Of Deathはミュータント
ケヴィン・ベーコンが魅せる最高に最低な演技が素晴らしい
セバスチャン・ショウは、Angel of deathと呼ばれたヨーゼフ・メンゲレがモデル
この男を物語の大きな舵取り役となり、冷戦からキューバ危機に至る激動の時代の裏で暗躍するミュータントたちを描く
それはまるでわかりやすい「ウォッチメン」みたい


「Mutant And Proud」やリンカーン記念塔広場でのやりとりなど、
アメリカの公民権運動とX-Menシリーズでは通して描かれる差別描写を絡めてつつ、今後に繋がる伏線を張っていく
既存シリーズとのつながりをこじつけてるとは思わせず、
自然と納得出来るような流れにもっていったテンポの良さや脚本のセンスが素晴らしい!


幼少期の育ってきた環境の違いから、マイノリティーとしてのこの世界の捉え方の違いに変わり、
後にある二人の親友の理想の衝突へと変わっていく
右翼と左翼・性善説性悪説・この対局なる象徴として描かれる二人の姿
普通は共感出来ないはずの悪役なのに、どうしてそのような結論に至ってしまったのかを
非常に説得力がある語り口で描き出すので、マグニート側の方が共感出来てしまったり


それとなんと言っても、各ミュータントたちのチーム感が最高!
見てるこっちまでワクワクさせる、思わず「俺も混ざりたい」と思わせるあの感じ!
みんなで力合わせながらひとつの目標を成し遂げていく姿に共感させられる
だからこそ、後に待ち受ける彼らの対立がとても悲しい


今までのビギンズものとは一線を画し、シリーズ未見の人でも十分楽しめる出来映えになっている。
旧シリーズの語り直しに観るのも良し、新たに旧シリーズを観る動機付けに観るのも良し!
キックアスに続き、これでも上手に仕上げてしまったマシュー・ボーンには今後も期待をせざるを得ない。


X-Men」が「アイアンマン」「ウォッチメン」に次ぐ、大好きなアメコミ映画になった作品!