Machete:マチェーテ


俺トレホ。豪華スターを押しのけ、
こんな俺だけど激モテ。




おっぱい!血飛沫!大爆発!


タランティーノロバート・ロドリゲスの悪ノリ傑作「グラインドハウス」のフェイク予告編からのスピンオフ!
予告編から更にキャストを豪華にさせて悪ノリはさらに加速させたB級映画中のB級映画
Shaft」や「Superfly」をChicanoへ置き換えて、メキシコ系移民が糞な白人をブチまかす!
これこそ、チカーノ・スプロイテーション・ムービー!!


ナタに芝刈り機にトンボを手に、ローライダーの乗り込んで敵陣突っ込む男たち!
思いっきり飛び散る血飛沫と無駄に凄まじい爆発の中で、
ヒーローとは対極にあるような怖過ぎる顔のダニー・トレホが縦横無尽に暴れ回る!


明らかに作品の規模に対して、豪華過ぎるキャスティング
(個人的にはドン・チーチが神父やってて最高!)
ロバート・ロドリゲスの映画ヲタクネタがそこらじゅうで炸裂!
パロディのネタ元にパロディをやらせるという夢のような企画を本気で作り上げるバカさ加減が最高!


本当は物凄いシリアスなテーマを取り扱っているなんて、
映画を見ている間、誰一人として微塵も感じさせない
作っている側も意識しているかどうかが疑わしいほどに、振り切れた馬鹿さ加減が最高だ!


ただ個人的にはスティーブン・セガールの場面が少な過ぎ!
沈黙シリーズばりの完全無欠なスティーブン・セガールを見せて欲しかったし、
そんなラスボスにマチェーテがどのように勝つかが欲しかったところ


とは言え、
ま、やっぱり好きだよね!こういうの!




ちょっと真面目な話をすると、
なんでこの時期にChicanosploitation映画を作ったのかと言えば、それは今のアメリカ南部の時勢も絡んでいる


この作品自体は、そんな事まで狙って作ったのかも怪しいくらいに馬鹿馬鹿しい作品なんだけど、
実はメキシコ系移民の問題を上手く絡めたいい脚本だったと思う
実は、劇中のロバート・デニーロが通したかった法案と全く同じような法案が通りそうになるっていう事がアリゾナで実際にあったのである
アメリカの南部というのは、相変わらず差別という問題が根強く残っているのである。


もちろん、Blaxploitation映画は黒人差別の反動からこういう作品が出来た訳だけれども、
しっかり作品の背景にそういうのを組み込む辺りもニクい