جدایی نادر از سیمین‎:別離


はじまりは、愛するものを守るための些細な"嘘"だった―。




本当に「夫婦喧嘩は犬も食わない」ものなのか―


大人の喧嘩というものは、醜く恐ろしい
国際化していくイランというを舞台に
変わりゆく宗教観の中でのイスラムと根強く残る男尊女卑の社会の中で、
運命の歯車が些細なプライドと小さな世間体が邪魔をして、少しづつ狂いはじめて行く


全ての者が自らの守るべきものを守るために闘っている
その理由は全て理解出来るであり、そこには誰一人として悪人などは存在しないのに、
互いに相手を理解する事はなく、白でも黒でもない問題に、無理矢理白黒をつけようとする
そんな醜い口喧嘩をリアリティー溢れるキャスティングとそれに違わぬ演技力で淡々と描いて行く


行く先の見えない泥沼の争いにグイグイ引き込まれていくサスペンス
結局、誰一人として分かり合えないまま、物語は結末へ向かって行く
そんな二組の夫婦の姿を通して、浮き彫りになるイランという国の姿
醜い大人たちの姿を観て無情な涙を流す少女は国の未来を示しているのだろうか―