The Other Guys:アザー・ガイズ 俺たち踊るハイパー刑事!


主役になりたい!でもなりきれない!!
なぜだぁ!




ふざけたふりして大真面目!


ハリウッド刑事アクション映画の主役がド派手に活躍するその裏側で、
「The Other Guys」=その他大勢たちがいる
そんな、主役になりたくてもなれない男たちが表舞台にやってきた!


みんな大好き「俺たち」シリーズ3作目!
ナードなデスクワーク刑事とおバカでアホな熱血刑事のバディムービー!
ド頭からただド派手に暴れ回って死ぬだけのサミュエル・L・ジャクソンとロック様コンビのよる、
NYの真ん中で本当に暴れまくってからの壮絶な幕切れに大爆笑!


そして、そんな二人がド派手に暴れてぶち壊してからやってくる、
主役であるウィル・ファレルマーク・ウォールバーグの二人がなんと地味な事!
プリウスに乗りながらThe Little River Bandが流れる刑事モノってどんなだよ!
マイケル・ベイやらその辺をリスペクトたっぷりにおちょくっていく!


いなくなってしまったNYPDの花形刑事を目指して二人が追いかけるのは、
「建設現場の足場の許可申請が出ていない」という何とも地味な仕事
しかしながら、その小さな事件は結果として、アメリカの巨大な金融犯罪という闇へ繋がって行く


相変わらず安定の面白さを提供してくれる「俺たち」シリーズ!
序盤の死ぬためだけに出演するサミュエル・L・ジャクソンとロック様はもとより、
マーク・ウォールバーグ演じるテリーがやらかしたミスを本人出演させてしまう豪華さ!
それに比べて、主役の二人のギャグはあまりにしょぼいのもまた面白い!
冴えないクセに女にはモテまくるアランって設定も意味不明だが、ジワジワ笑えてくる


そんなくっだらないドタバタ刑事コメディーなハズなんだけど、
なんだか真相に迫るにつれて、笑うに笑えないシリアスな空気になっていく
映画自体のトーンは最初から最後まで何一つ変わっていないのに―


何より、アメリカン・キャピタリズムへの痛烈な批判をサラっとやってのける脚本が素晴らしい!
いつもの俺たちシリーズ同様に、負け犬たちが自らの魅力を生かしてにしあがっていく姿に、
今回は投資家たちに支配されている自分たちまで投影させてしまう!
そして、エンディングの素晴らしいアニメーションに繋げて行くあたりは流石の一言!


それにしても、あの邦題はどうにかならないのかね?
踊る大走査線にでもかけたつもりなんだろうが、あまりにセンスがなさすぎる!
制作者の意図していないところでスベってるために、手を引っ込める人がいたとしたら非常にもったいない
売る側はくっだらないB級コメディー感を全面に出したいようだけど、本当はもっと深い作品だったりする
ポスターやらジャケットを見て思いとどまらず、そのまま鑑賞した方がいい!