Star Trek Into Darkness:スター・トレック イントゥ・ダークネス


これぞ、リブート作品の王道!


あの超がつくほどのご長寿シリーズ「スター・トレック」のリブート二作目にも関わらず、
シリーズ未読の一見さんでも往年のトレッキーでも満足させる事の出来るクオリティ
あえて【パラレルワールド】と割り切ることで、物語を自由にいじくりながら、
そこかしこにニヤリとさせたれるディティールを散りばめるJJ・エイブラムスの手腕が光る!


やはり進化したVFXで表現されるスペースオペラに胸がときめかない訳がない!
変に作家性を組み込まず、最新技術を駆使して純粋に観客は何が見たいのか?を忠実に応えていく
これこそが、リブート作品のお手本とも言うべき作品!


何より、オープニングからド迫力映像のつるべ打ち!特にワープ描写のかっこよさと言ったら!
時にベタに時に斬新に、おれたちが見たいスター・トレックをサービス満点に魅せてくれる!
その壮大すぎる世界観に圧倒されながら、アクション描写に血沸き肉踊る!


正直、シリーズを一作観ていない初心者中の初心者である自分でも十二分に面白かった
各キャクターの個性をしっかり描くので、初めたシリーズを見た人でも、
そのキャラクターの立ち居地や役割がとても分かりやすくてその分、感情移入もさせやすい
なるほど、やっぱり「Lost」を作っただけあるな!
どのキャラもしっかりキャラが立ってて良かった!


特に敵役が魅力的だと作品全体が締まる定石どおり、
シリーズ無二の悪役であるカーン・ノニエンを単なる悪役ではなく、
クルーを人質に利用された超人という設定で、その反乱行動に理由をもたせた上に、
クリンゴンを相手にした時のかっこよすぎる身のこなしと反乱の目的を
涙ながらに訴える魅力的なキャクターに仕上げたのが良かった!
※まあ、他シリーズを見たことないので何とも言えないけど…


このカーンを巡るどんでん返しの物語は言ってしまえば
ベタではあったんだけれども面白かったし、
何より、このカーンとある人物との構図とその後の展開こそ、
アメリカとイラクの姿を揶揄しているようにしか見えなかった


9月11日という日にこの作品を鑑賞したというのも、何かの巡り会わせか?
カーンの暴発とそれを利用し戦争を進めようとする筋書きは、
まさにイラク戦争に行くまでのアメリカの様子をそのもの!


ただ、どうせ助かるの分かってるんだから、
最後の死ぬ死ぬ詐欺をあんな冗長にやらなくてもいいのになって思ったけど、
どうやら、あのシーンは「スタートレックII カーンの逆襲」のオマージュだったらしい
その元ネタを知っているか知っていないかで評価は変わってきてしまうのかも!


あと、なんだんだでオイシイところ持ってくスコッティ演じているサイモン・ペッグの茶目っ気!
カーク船長とスポックとの暑っ苦しいバディ感も胸躍らせられるし、
今までノーマークだった「スター・トレック」を見返したくなる出来映え!


コミュ力のあるヲタクって強いなとJJ・エイブラハムの仕事っぷりを見て感じた