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Man of Steel:マン・オブ・スティール


これ、なんてドラゴンボール


「あれ?これってスーパーマンだよな?」
そんな観客の困惑を他所にラッセル・クロウアバターみたいな世界を舞台に暴れまわる
そんな唐突な上に突拍子もなさすぎるオープニングで物語は幕を開ける


消え行く一つの星の一握の希望を乗せて、
一人の赤ん坊が宇宙船に乗って地球へ向かっていく
…って、よく考えたらドラゴンボールとまんま一緒じゃねーか!!


スーパーマンを無理矢理に現実世界に持ち込むとどうなってしまうのか―?
そんな馬鹿げた発想を大真面目に考えつつ、ひたすらどんよりしている安定のノーラン節が炸裂!
そのくせ、めっちゃシリアスにも関わらずロジックが穴だらけで理論武装できてないところが、
クリストファー・ノーランザック・スナイダーのコンビらしい!


とは言え、本当の自分をいつ世界に明かすのか―?とタイミングに悩むスーパーマンの姿
そして、得体の知れない強大な何かと対峙した時の人間の姿には共感が持てたし、
幼きクラーク・ケントを育てたケビン・コスナーの渋い演技と死に様がかっこいい!


序盤か中盤まで悩み続けるクラーク・ケントの長い長い葛藤が晴れたと思えば、
星が滅びるのにその星を追放され、結果的に星の滅亡と共に自由になるというご都合的な悪役ゾットが登場
ここから物語が急激に加速するのだが、その振り切れ具合が凄まじ過ぎてついて行けなくなってしまう


ただし、その代わりとしてアクション描写がスケールアップ!
「エンジェル・ウォーズ」でも炸裂したザック・スナイダーらしい
圧倒的なまでのスケールで描く都市の破壊シーンは圧巻の一言!


そして、街を破壊しながら音速でぶつかり合うスーパーマンとゾットの戦闘シーンも迫力満点!
音速で目に見えない速度で殴り合い、パンチ一発でビルをぶっ壊しながらぶっとんでいく
…って、よく考えたらドラゴンボールとまんま一緒じゃねーか!!


そう、これは実写版ドラゴンボールだったのである
後半はそんな息を呑むような破壊描写のオンパレード!
もはやこの頃になると、ストーリーは何がどうなっているのかよくわからない!
でも、そんなの関係ねぇ!と思わせる圧倒的な映像の力にぶっとばされている!


そんな「バットマン・ライジング」と同様の問題でもある、
クリストファー・ノーランのリアリティー描写と説得力のアンバランスさ
そして、わざと回りくどく説明しているように思えてしまうくらい長い2時間半!


まあ、バットマンシリーズも2作目に名作が生まれた訳で、
物凄いアクションだけでも十分満足出来たので、次回作ももちろん観に行くでしょ!