47 Ronin:フォーティーセブン・ローニン


アメコミと忠臣蔵の食い合わせ!


言うならば、アメリカ人が真面目に時代劇を作ってみた
時代劇を「ハリーポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」と同列のファンタジー捉えたならば、
忠臣蔵」をモチーフにするという題材のチョイスが思いっきり間違えてる


例えば、これが「魔界転生」とか「柳生一族の陰謀」だったら、逆に最高だったと思うんだよね
予告の時点でフラグは立ちまくりのトンデモ映画だった訳なんだけど、
それならそれに見合う作品をチョイスすべきだったのかも


それに今さら「忠臣蔵」と言ってピンとくる若者がこの日本にいるのか?って話
今や年齢が上の人しか「忠臣蔵」の話を知らなかったりするのに、
ここまで若者向けな作風になってしまったら一体誰が観に行くのか?っていうね...


とは言え、「ウルヴァリン SAMURAI」なんかより、この監督には日本リスペクトが感じられるし、
武士道の美学や侍が腹を切る意味、そして赤穂浪士へのリスペクトも感じられただけに、
この作品を「駄作!」と切り捨てるには忍びない


トンデモ描写に目を奪われがちだが、意外にも物語の要所は真面目に作られていたりするので、
ファンタジー的にも振り切れず、全体的に中途半端な印象になってしまった
要するに、根本の部分が間違っていなければ、もっといい作品になった気がするって話


また、駄作になってしまったのはそういった中途半端な部分と脚本の甘さ
やっぱりあの巨大武者とキアヌ・リーブスは一騎打ちしなきゃダメだし、
菊池凛子は何も出来ない柴咲コウの機転によって自ら倒されるみたいな展開じゃなきゃ燃えないよね


個人的にはVFXバリバリの戦いも悪くなかったし、柴咲コウは相変わらず可愛いし、
そんなにみんなが毛嫌いするほどの作品ではなかった気がする
とは言え、巷の批判に反論する熱量も生まれなかったのも事実だけど


まあ、要するにそんくらいの映画って事です