探偵はBARにいる

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懐かしの"和製ハードボイルド"

 

いきなり主人公のナレーションから始まるというなんだか妙に古臭い演出
そっからやたら格好つけたクサ過ぎる台詞と力の抜けたドタバタ感!
なんかどっかで見た事あるようなこの雰囲気は、まさに2000年代の「あぶない刑事

舞台は北の大歓楽街、ススキノ
とあるBar【ケラーオオハラ】に入り浸る一人の私立探偵
「何かあったら電話してくれ。」とススキノの裏通りでは少し顔の知れた男
そんな彼のもとに謎の女から一本の電話が入った...

そもそも、主人公には名前がなく役名が【俺】ってところからそうなんだけど、
やたらとナレーションが多く、その台詞もやけにスカしたものばかり
Jazzが優雅に流れるBGMの中で広がるのは渋くてギラついて男の世界

なんだか80年代後半にタイムスリップしたような演出の中で、
笑いとシリアスの間で絶妙のバランスをとるコメディ役者の大泉洋
そんな分かりやす過ぎる相棒キャラを演じる松田龍平とのアンサンブルが最高!

憎まれ口を叩き合いながらもイチャついてるこのバディー感は、
まるで「あぶない刑事」のタカとユージを見ているかのよう!
もしくは「シティーハンター」の 冴羽 獠と海坊主!

ストーリーは私立探偵が天才的に事件をズバっと解決する訳ではなく、
聞き込みから少しづつ犯人に繋がって行くドン臭さはまるで火曜サスペンス!
しっかりどんでん返しもホロっとさせるオチもつけてくれるんだけど、
なんとなく話の爽快感がなかったのでちょっと途中がダレ気味なのは惜しい

それでも、あの頃のハードボイルド感にこだわった作風は
クドすぎるくらいケレン味たっぷりだけれども好感が持てる
なんだか中学生くらいに夕方5時にTVの再放送で見ていたあの感じが、
大人になってしっかり見れるというのは、ちょっと感慨深いものがある

期待しすぎない程度に見ると思いっ切り予想を裏切ってくれる佳作
もう少しわがままを言うならば、木の実ナナ浅野温子のような女性キャラがいたら完璧だったんだけどな!