渇き。

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これぞ危険ドラッグムービー


まさに「劇薬エンターテイメント」


グロさとエグさとナンセンスさが入り交じった世界の中で、
ひたすらに暴走しまくりながら互いにぶっ壊れていく登場人物
この尋常じゃないハイな感じ、まうでなんかでトリップしてるかのようだ!


この物語は「加奈子」というドラッグに否応なしに引きづりこまれていく物語


【ぶち壊す】という事でしか自らを表現する事の出来ない男
それは自らの夢は希望や願望すらも手に入れたものは全て破壊してしまう
そんな満たされる事のない欲求を永遠に追い求めて這いずり回る姿こそ、
その果てしない渇きそのものだ


そして、彼が追い求める「加奈子」は壊れていくものにしか興味がない
それはまるで自らが父親に壊された復讐かのように…
近づけば壊れる事を知りつつも、どうしようもなく惹かれていくのは、
まさに「加奈子」こそドラッグの象徴だ


そんな狂った群像劇を中島哲也全開で描いたんだけど、
個人的にはそのテイストと原作の「果てしなき渇き」はあわなかったかも…
中島哲也全開の世界観がこの作品全体を軽くポップに仕上がってしまった
「告白」くらいのバランスと重厚感で描いてくれれば文句なかったのになぁ…


正直、全体的に狂気の描き方が無理矢理なので、
なんか三池崇史や園子音の二番煎じみたいだった…
何度も言うけど、「告白」のにじみ出る狂気を描いてくれれば最高だったのよ!


それでも、【ドラッグ映画】としてのアプローチ方法は面白かったし、
問題作・話題作として一度は見ておいて損はないと思う


ただね、この映画で何が一番「狂気」かって言うと、
この作品の宣伝企画ね!この作品を学生に推奨してみさせるなんて、
もうね狂ってるとしか言いようがないでしょ!(汗)