2つ目の窓

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意識高い系幼児ポルノ


奄美大島に暮らす高校生の男女の視点から見つめられる生と死
荒れ狂う台風のような激動の出来事たちが少年少女を大人にする
様々な境遇の様々な人達との出会いの中で、
少年少女は「生きること」「死ぬこと」の意味を悟っていく


…え?そういうう映画だったっけ!?笑


正直、この作品で何を伝えたかったのかがイマイチ伝わらない
何より河瀬直美の自意識が画面からほとばしってきてつらい
申し訳ないが、あえて余白をつくるというより、物語る力量がないだけに見えてしまう


登場人物の香ばしさも一級品で
こんな台詞をしゃべるのって辻仁成の作品以外にもあったんだ!
特に東京でのくだりの破壊力はSNSで自作の詩を披露するスイーツ女子大生並み!


なんというか、この感覚は「ヘルタースケーター」を見た時と似てる
スクリーンの背後に嫌でも映り込んでくる監督の自意識が非常に鬱陶しい
河瀬直美の死生観を「ほら!素敵でしょ?」とぐいぐい押し付けられているような
いや、アンタ…どこまで自意識高い系なのよ…


そしてその際たるシーンが衝撃のラスト10分間
村上虹朗と吉永淳のはつらつとした姿を眺めていた観客のド肝を抜いた衝撃映像!
昨今、児童ポルノがどうこう言っている社会の風潮に対して
見ているこっちがハラハラさせるくらいの脱ぎっぷり!


なんだこれ!?意識高い系幼児ポルノかよ!


自身の最高傑作と語るのも納得の河瀬直美の想いが、
良くも悪くも思いっ切り詰まって、収まりきらないでいる作品
正直、この監督の作家性が好きな人じゃないと楽しむのは厳しい
ましてや、河瀬直美作品を初見の人にとってはつらい映画体験になるかもしれない




うん、おれにはこういう自意識系の作品は好きになれないくさい…