読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Tokyo Tribe

f:id:mktone:20150109161302j:plain
Young Daisの一人勝ち!


あの頃、「Boon」で毎月楽しみにしていた「Tokyo Tribe」を
本当に今現場で活躍している日本語RAPのMCたちを集めて、
園子温がミュージカルに仕立て上げた!


…って誰でも期待しちゃうじゃん!!
って事でこっちが限界までハードルをあげてしまった感は否めないが、
正直、妥協点すらも越さない駄作だったように思える


何より一番がっかりだったのはこの映画がカッコ良くなかったこと
これは園子温がHip Hopに対してあまり興味がないって事が画面からも伝わってしまったのも大きい
これ、もしもPunkやRockを題材にしていたら同じ熱量の作品にはならなかった気がする


序盤から「ザ・園子温」って感じのB級Vシネマな仕上がりにしちゃったのも残念
やっぱ俺の中のTokyo Tribeの世界ってもっとオシャレで洗練された世界観なはずだったんだよ
でも、エロ・グロ・ナンセンスないつもの「園子温っぽい」世界に仕上げたのは、
もしかしたら園子温の自信のなさの表れなのかも…無理やり自分のフィールドに持ってきたようにしか思えない


なんかダサくなってしまった理由としては、個人的には音楽がダメだったかな
ミュージカルと違って、Hip HopってRapが全面に出てないとかっこ良くないんだよね
だから、全体的にTrackとRapのバランスが悪かったのが足を引っ張ったんじゃないかな?って思う
あと、どんなに染谷将太が頑張ってても、ストーリーテラーは現役のMCにやらせてよ…


とは言え、そんなネガティブな事だけじゃなくて、ポジティブな面もたくさんあったのは事実
音響のロスすらも越えてスクリーンの中ですごい輝いているMCはたくさんいたし、それが唯一の救いだった
特に、「一人勝ち!」って言っても過言ではないくらいにベストアクトだったYoung Dais
でてきた瞬間に、思わず「海だ!」と言ってしまうくらいの説得力あるキャスティングに加えて、
ハツラツとした演技と聞き取りやすいRapは普段Hip hopを聞かない人でもその魅力が伝わると思う


それに日本語Rap好きなら思わずぶち上がってしまうSimonとAnarchyの掛け合い
そして、いつもと変わらないイカツさで存在感抜群のMC漢とMega-Gに練マザファッカーなど、
登場するだけ一気にその場の雰囲気を変える事の出来るパワーをもったMCたちの姿は上がらざるを得ない
だからこそ、ここまでの素材をもっと生かして調理して欲しかった


もう少しHip Hopへの情熱が伝わる映像が欲しかった
園子温は好きな監督だっただけに非常に残念でならない
本来互いのエネルギーでもっとケミストリーを起こさなきゃいけない題材だったんだよ!


シネマハスラーでは褒めてたけどさ、師匠本当にそう思ってますか!?って
正直、この不完全燃焼っぷりはすげえがっかりだったんだよね
だってさ…悲しいけどさ…


この作品が駄作じゃないならなんなの?!