The Punk Syndrome:パンク・シンドローム

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すげぇめっちゃこと!


ファッションやスタイルはおろか、演奏にすらも囚われず、
自らの思いをがストレートにぶつける音楽を「パンク・ロック」と呼び、
初期衝動そのままに、がむしゃらに突っ走り続ける漢を「パンクス」と呼ぶのなら、
【 Pertti Kurikan Nimipäivät 】こそ現代に生きる最高のパンクバンドだ!


なにがすごいって、彼らは「初期衝動」を忘れることは絶対にない
彼らの頭の中は常に無邪気なまでのパンクへの衝動に溢れている!
アホでお馬鹿で最高に愛くるしい彼らに思いっきり引き込まれていく!


…なぜ「初期衝動」を忘れないかって?
なぜなら、それは彼らがみんな【 知的障害者 】だからだ


で?だから何だって言うんだよ!?
どこに行こうと何をしようと、彼らは自分の思うがままに生き続ける
だからこそ、彼らの音楽は感情を揺さぶり続け、人々を熱狂させるのだ!


ウンコ漏らしたって、公衆の面前で大失敗したって、急に面倒くさくなったって、
誕生日を祝ってもらったり、知り合いに子供が生まれたり、
自分のレコードが出来た時に素直に嬉しくて泣いちゃったりするような、
そんなピュアなヤツを嫌いになることなんて出来ないよ!


やりようによってはクソみたいな偽善映画に成り下がるところを
この映画は被写体を特別視せずにありのままで描き続ける
だってそうだろ?【障害者】っていう色眼鏡で見る事こそが差別だって言うのに…


「頑張ってる彼らは素晴らしい!」とか…
「障害者の偏見をなくそう!」とか…
「いやいや、これはお涙頂戴な映画じゃない!」とか…
フィンランド福祉が〜」とか…


もうそんなのどうでもいいよ!

最高なヤツが最高の音楽で最高にかっこいい!
もうそれだけで最高な映画なんだよ!
「すげぇめっちゃこと!」なんだよ!