The Princess and the Frog:プリンセスと魔法のキス

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ディズニー・ルネッサンスの幕開け


時代は常に変わっていく、それは物凄いスピードで
そんな慌しい世の中でもずっと変わらないものもある


ディズニーは今まで自らが作り上げた伝統こそが、
この世の中でずっと変わらないものであると思っていた
しかし、それは違っていた、その結果ディズニーは時代に取り残されていく


2000年以降低迷を続けたディズニーの転換期は、
2006年のジョン・ラセターという新しい風の流入だった
そして、Pixerであった彼をチーフ・クリエイティブ・オフィサーとして引き抜いてから、
初めてとなるディズニーのプリンセス・ストーリーがこの「プリンセスと魔法のキス」であった


実はこの作品こそが、後の「塔の上のラプンツェル」や「アナと雪の女王」といった、
新たなディズニー・プリンセスを生む土台となったと言っても過言ではない
この作品をきっかけにしてディズニーは第三次ルネッサンスへと歩を進めていったのだ


物語の序盤で、運命の王子様を待つプリンセス像を否定し、
この作品は自ら運命を切り開く事で自らの幸せを掴もうとする自立した女性像を描く
だからこそ、この作品のエンディングは従来のお嫁に行く事がGoalではないのだ


さらにディズニープリンセスで初めての黒人女性を起用し、
舞台は中世のヨーロッパではなく、Jazzの街であるニューオリンズ
魔法はVodooなどブラックなカルチャーが非常に多く反映されている


確かに地味な作品ではあるものの、この作品のすごいところは、
今までのディズニー・プリンセスの常識をぶち壊す様を卒なくこなしているところ
そういう視点から、今までのディズニープリンセスと比べながら観ると非常に味わい深い作品だった