Mad Max - Fury Road:マッドマックス 怒りのデス・ロード

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この映画はHeavy Metalだ!




爆音!爆発!爆音!爆発!


ただそれだけで押し切る120分間。
その圧倒的なまでの無茶苦茶さを目の当たりにして、
誰もが「ヒャッハー」しながら劇場を後にする。


説明描写なんてものは一切なし!
すべてはアクションとヴィジュアルだけで物語る!
台詞なんて必要ない、ひたすらヒャッハーな映像だけで展開していくものすごい映画。
まるで「マッドマックス2」のカーチェイスをそのまま1本の映画にしちゃった感じ。


この狂気の世界には余計のことなど一切関係なし!
「ものすげえ映像」それだけであればもう良いのだ!
見ている誰もが「ああ、これこそ映画だわ…」と思える破壊力がここにある。


唸るエンジンの轟音と畳み掛けるようなギターの重低音。
尋常じゃないテンションで尋常じゃないキャラクターたちが、
意味がわからないくらい尋常じゃない車に乗り込んで、
ひたすら「ヒャッハー」しまくるという、尋常じゃない映画である。


まるでSoulflyやPanteraやNapalm Deathの音楽をそのまま映画にしたみたい。
圧倒的な世界観に完膚なきまでに叩き潰されているような感覚。


そんな無茶苦茶な映画なのに、
個々のキャラクターがはっきり浮き上がり、その背景を勝手に想像してしまう。
一見するとカーチェイスだけの映画なのに、想像力を喚起され、頭の中で壮大な世界に広がっていく。


それは作り込まれた綿密なプロットにも関わらず、セリフや説明描写などは一切省いて、
快楽に特化させた上で起承転結がしっかりとある1本の映画として成立させるという奇跡の賜物。
この映画を一本調子とか薄っぺらいとか言ってるやつは、銀スプレーぶっかけてもう一回見直して来い!!


暴力・破壊・エロ・グロ・ナンセンス
この映画はひたすら人のダークサイドを刺激し続ける。
だからこそ、人は狂信的なまでにこの映画を見て熱狂してしまうのだ。


それこそが歴代の「マッドマックス」がカルト的人気になった理由なのだが、
この映画がさらに凄まじいのは、あの頃と比べて刺激のハードルは遥かに上がっているはずなのに、
そんなものはいとも簡単に飛び越えてしまっているという事。


人の予想を遥かにぶっちぎった70歳の狂気の世界観。
リアルタイムで世代を越えて「マッドマックス」の世界と繋がれたのは、
本当に本当に幸せなのだと思った。