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Rogue One - A Star Wars Story:ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

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イップマンがジェダイマスターになれない訳ないだろ!!


登場キャラの中に、な・な・なんと!
我らがスーパーヒーローのイップマンことドニ―・イェンの名前が!
しかも、盲目の座頭市キャラとか!?なにそれ、最高過ぎだろ!!


ついに【葉問派詠春拳】が宇宙最強の拳法である事を証明する時が来たかと、
ぶっちゃけ、スターウォーズの新作以上の興奮を禁じえなかった訳だけれども、
スターウォーズといえば、過去にシラットを無駄遣いしていた過去がある。


その予感はフォースが如く、やはり間違ってなかったらしく…


おい!おい!おい!
なんであの杖から座頭市の短刀よろしく、短いライフセーバーが出てこないんだよ!
まてよ…ライフセーバーの持てないって事は、つまりジェダイになれなかったって事か!
イップマンがジェダイになれないってどういう事だ!
おい!おい!おい!


…とまあ、全体を通して重要かつオイシイキャラ設定ではあったんだけど、
なんだろうなぁ、足りないんだよなぁ。アガるシーンが足りないんだよ。
せっかくの格闘シーンがイマイチ盛り上がらない。

うーん…ギャレエド、やりなおし!!

…と、声高に叫んだ訳だけど、実は本当にやり直したらしい。
詳しくは、「町山智弘の映画ムダ話 #40
」に詳しく解説されているので、そちらでどうぞ。
tomomachi.stores.jp



せっかくのドニ―・イェンをもっと上手く見せれた気がするだけに惜しい。
ただチアン・ウォンとのブロマンスっぷりは最高!
特にラストの展開には男泣き必須!フォース念仏の下りとか、もう…ね!




…とまあ、ドニ―・イェン信者目線での感想はそんな感じで、
映画全体として考えるとどうか?と言うと…、


はっきり言って、映画の2/3は全然面白くない。


盛り上がりどころが全くなく、味のないガムをひたすら噛んでいる感じ。
特にジェダの闘いでのフォレスト・ウィテカーの空気っぷりといい、
ひたすらジメジメしていてネチネチしてて、なにより話の山場も盛り上がりどころも全然ない。


しかしながら、残りの1/3でまさかまさかの2死から大逆転ホームラン!
もはや前半と後半で別の作品なんじゃないかってくらいの完成度で魅せる闘いにアドレナリン出まくり!


特に、【持たざる者たち】の決死の戦いである、惑星シャリフでの歩兵戦。
皆、「Hope」を胸に打ち破れていく姿は、涙なしには見られない!
反乱軍の諜報部隊がローグワンに加わる理由もまた泣ける。


このシャリフの闘いはアガるシーンがてんこ盛りで、
前述したチアルードとベイズのフォース念仏のくだりはもちろん、
皮肉屋ドロイド K-3SOの弁慶よろしくの無双っぷりも良かったし、
クレニックの最期のシーン、夕日の奥からぐわっと現れるデススターの描写も良かった。


そして、本作で一番上がったのはXウイングのドッグファイトと宇宙での戦い!
EpisodeⅣをベースに最新のVFXで現代のSF映画へアップデートした感じ。
特にわざと古めの映像処理を加えたコクピット内でのパイロットのアップ映像には、
Episode 7にはない「愛」を感じたし、これがEpisode4の地続きの物語であるというつながりを意識させてくれた。


なんでそこまで前半が微妙だったのかと言えば、
本来山場となるべきはずのジェダの最期がものすごくつまらなかったことに尽きると思う。
特にソウ・ゲレラはセリフで凄さを語られるだけで、実際に何が強いか分からないまま死んでしまう
ジェダでの戦いを前半の見せ場として、もっと派手に描けばこうはならなかった気がする。
そのせいで口だけの説明描写やダラダラとした展開がずっと続いてしまい、それが評価を分けているのだと思う。


ただこの前半場面の苦痛を我慢に我慢をしつくせば、
そっから先はスターウォーズ史上最高の戦いが見れると言っても過言ではない!
なんともバランスの悪い作品ではあるものの、これによりまたスターウォーズの世界が広がった。


反乱部の諜報部隊がひどい事をしているという事が明るみに出たという事で、
今度は帝国軍側からの視点で描いてくれる事を期待したい。